連日寒い日が続きますが自転車乗ってますか~?
あひる店長も休みの日は少し乗りますが
北風の冷たい日は『やめとこうかな…』と
しり込みしちゃいます。
そんな『寒くて自転車に乗れない!』なんて時に、外出せずに自転車に乗る方法が『ローラー台』です。

古くからある自転車用のトレーニング
器具で様々なタイプのものが
あります。
昔はローラー台でのトレーニング
と言えば景色も変わらず
退屈なものでしたが
近年ではこの『ローラー台』と
組み合わせて使える『バーチャルサイクリングアプリ』が発達してきたおかげで
飽きずに続けることができるようになってきました。
【ローラー台の種類と特徴】
①固定ローラー:(タイヤドライブタイプ)
ロードバイクなどの後輪の
タイヤに台についている
ローラー部分を接触させて
走行感を出すタイプの
ローラー台です。
負荷(ペダルを踏む重さ)を
自動で調節するものと手動で
変更するものとあります。
メリット:
比較的価格が安い
転倒の危険がない
デメリット:
タイヤが摩耗する
振動はやや大きめ
②固定ローラー(ダイレクトドライブタイプ):
固定ローラー台の一種で
後輪を取り外して
ローラー台に予め取り付けた
スプロケット(後ろの歯車)
にロードバイクなど本体の
チェーンをひっかけて
使用します。
メリット:
タイヤが摩耗しない
振動がほとんど出ない
転倒の危険がない
デメリット:
高価なモデルが多い
③3本ローラー
その名の通り、ローラーが3本
あり、その上にロードバイクなどの
自転車を乗せて使うタイプです。
メリット:
実走の感覚に近い
バイクコントロールスキルも
鍛えられる
デメリット:
振動が大きい
上手く乗れないと転倒する
ローラー台は高価なモデルも多いので、どれを選んだらいいのか迷っちゃいますよね。
そんな時は、お住まいの環境を確認することで自ずと買うべきモデルが
分かってきます。
【住環境別ローラー台適正診断】
ローラー台を選ぶにあたってみなさん気になるのが『騒音』
ローラー台の検索ワードにも”騒音”などのワードが併記されて
いる場合が多いですが、ローラー台が出しているのは多くの場合
『音』ではなく『振動』です。
ローラー台が出すこの『振動』が建物の壁や床などの空洞部分で
反響することによって初めて『音』になって現れます。
ローラー台がアンプ、壁や床がスピーカーの役割だと思ってください
あひる商店のコンクリの壁や床
の場合、タイヤドライブタイプの
固定ローラーでも音はほとんど
気になりません。
これが、マンションやアパート
などの集合住宅の場合は
ローラー台が発する振動が
隣家に響いてご近所迷惑…
なんてことになりかねません。
そこで、マンションやアパートにお住まいの方へのオススメなのが
②の『固定ローラー・ダイレクトドライブタイプ』です。
『価格が高いのが気になる』という方も多いですが、集合住宅にタイヤドライブタイプを
設置する場合振動対策にローラー台とは別に費用がかかるので、合算すると
ダイレクトドライブタイプが買えてしまう値段になる場合もあります。
逆に、戸建てにお住まいで振動や音にそれほど配慮が必要ないなら
価格や実走感覚で勝るタイヤドライブタイプや3本ローラーも良いでしょう。
【バーチャルサイクリングアプリって?】
近年、多くの方がこの『バーチャルサイクリングアプリ』を使用するためにローラー台を
購入すると言っても過言ではないほど、日本でも普及してきました。
簡単に言うと、ロードバイクなどの自転車とローラー台を使って遊ぶゲーム(のようなもの)を
総称して『バーチャルサイクリングアプリ』と呼んでいます。
国内では『Zwift』(ズイフト)が有名ですが、いろんなメーカーが出しているので色々試して
自分に合ったアプリを見つけてみるのもいいと思います。
バーチャルサイクリングアプリを楽しむ為に必要なもの:
①自転車:
ロードバイクなどのスポーツ自転車である必要がない場合もありますが
普段から乗り慣れたものの方が良いでしょう。
ちなみに、ロードバイクなどを複数所有されている方なら最初に購入して
今は乗っていない初心者向けモデルをローラー台専用車としてしまうのも
有効活用と言えるでしょう。
②タブレット端末やパソコンなど:
アプリケーションを動作させるための端末と映像を表示するモニターが必要です。
作動条件の詳細はアプリケーションによって異なりますが
多くの場合インターネットに接続可能、かつ『Bluetooth』(ブルートゥース)
または『ANT+』(アントプラス)と言った
短距離通信に対応したものが必要となります。
スマートフォンなど一部で対応可能なものもありますので、ローラー台の購入前に
よく確認しておきましょう。
③ローラー台:
バーチャルサイクリングアプリを使用する場合は固定ローラー台の中でも
『負荷自動調整タイプ』のモデルがあった方がより楽しめるでしょう。
と言うか、バーチャルサイクリングアプリで使用するなら、負荷自動調整タイプ
でないと意味がないです。
というのも、『バーチャルサイクリングアプリ』というだけあって
ローラー台で自転車を漕ぐ
↓
画面内で自転車が進む
↓
画面内で坂が出てくる
↓
勾配に応じて負荷がかかる
という仕組みなので負荷が自動で変わってくれないとちっとも面白くありません。
ちなみに、前述の短距離通信規格『Bluetooth』または『ANT+』は規格が違うと
通信できないので(パソコンなどは追加パーツで対応可能)対応する通信規格は
『アプリケーション』『端末』『ローラー台』で全て揃えておく必要があります。
④その他の費用:
バーチャルサイクリングアプリのほとんどはアプリ内でアカウントを
取得して走行距離や履歴などのデータを管理しています。
そのアカウントの維持に月額¥1,000~2,000程度必要です。
また、室内でロードバイクを漕ぐと結構な量の汗をかきますので
汗対策が必要となる場合が多いです。ローラー台のアクセサリとして
販売されているものも多いので、ローラー台ご購入の際に検討してみて
ください。
最近ではロードバイクにもディスクブレーキ採用モデルが増えており
ローラー台への固定にローラー台専用のアクスル(車軸)など追加パーツが
ないと取り付けできないこともありますのでご注意ください。
『寒いから、自転車はあったかくなってから』と言わず、『室内でのサイクリング』を
満喫してみてはいかがでしょうか。
【そんなローラー台のご相談はあひる商店へ】
〒486-0817 愛知県春日井市東野町2丁目16−8 波多野マンション101
☎0568-29-9445