今年のメンテ、今年のうちに【ホイールオーバーホール編】

年の瀬も押し迫ってまいりましたが皆さん、今年一年乗った

ロードバイクやマウンテンバイク、お手入れしてますか?

年末年始でまとまった時間が取れるなら愛車の本格的なメンテナンスを

考えてみてはいかがでしょうか。

 

そんな大掛かりなメンテナンスの一つ、『ホイールのオーバーホール』

おおむね1~2年までに1回、走行距離なら5,000㎞程度に1回が推奨サイクルです。

具体的にはホイールの中心の『ハブ』と呼ばれる

部品の内部のベアリングのお手入れを指して

『ホイールのオーバーホール』と呼ぶ場合が

多いです。

今回は、ロードバイクやマウンテンバイクの

性能の根幹をなすと言っても過言ではない

この『ハブ』のメンテナンスをご紹介いたします。

今回お手入れするのはこちらの画像のハブ。

あひる商店で活躍中の試乗車のものです。

古くからあるオーソドックスな『カップ&コーン式』のハブでベアリングは

1つ1つバラバラにハブの内部に収められていますので、開けると場合によっては

バラバラと落ちてきてしまいますので無くさないように注意が必要です。

ベアリングの球を挟み込むように

車軸のネジに取り付けた球受けと

ハブ本体の球受けとがあり、

その隙間にクリーム状の潤滑油

(グリス)が封入してありますが

このグリスがホイールの回転により

量が減ったりベアリングの摩耗により

汚れてきます。そうすると新品の時よりも回転のスムーズさが失われてしまいます。

そこで汚れたグリスを除去したのち、新しいグリスを注入してハブの回転性能を維持します。

車軸もキレイにして
新しいグリスを注入

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このベアリングですが使うとどんどん摩耗していくのでいずれは交換が必要と

なります。お手入れを怠ると摩耗も早くなってしまい、最悪の場合ベアリングの

寸法が小さくなりすぎて車軸とのスキマが大きくなり車軸がガタガタと

手で動いてしまいます。

ギャインギャイン!
滑らかな『回転』!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回ご紹介した『カップ&コーン式』は古くからあるタイプですが最近では

このベアリングの部分が『シールドベアリング』として分解できない1個の

パーツになっているものも多いです。その場合はシールドベアリングの交換

だけで作業完了です。

『カップ&コーン式』は車軸・球受け・ベアリングとの当たりの強弱を

しっかり調整(球当たり調整)しないと使い物になりませんが

ホイールの回転のスムーズさの限界に挑戦できるので個人的には好みです。

ちなみにシマノは他社がシールドベアリングに移行するなか

カップ&コーン式にこだわり続けているメーカーで現行のデュラエースの

ホイールではこの『球当たり調整』が非常に簡単にできるように改良されています。

昔のタイプは勘と修練が必要な職人仕事(おおげさ?)でした。

 

あひる商店ではホイールのオーバーホールは振れ取り込みで

¥3,500(ホイール1つにつき)

で承ります。

※1台分、ホイール2つで¥7,000(税込み)

 

ロードバイクのユーザーの皆様は高級ホイールを欲しがりますが

『高級ホイールの性能維持』に関しては無頓着な場合が多いように

見受けられます。せっかくのホイール性能を台無しにしない

為にも『ホイールのオーバーホール』試してみてはいかがでしょうか。

 

 【その他、自転車のメンテナンスはあひる商店へ】

 

〒486-0817 愛知県春日井市東野町2丁目16−8 波多野マンション101

 ☎0568-29-9445

 

 

 


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