Zwiftに代表されるバーチャルサイクリング
アプリケーションの普及により何かと話題の
インタラクティブトレーナー(スマートトレーナー)
今回の「お客様の1台」は番外編
Tacxのダイレクトドライブ型インタラクティブトレーナー
Neo Smart T2800のご紹介です。
\開封の儀を執り行う/
【ダイレクトドライブ型って?】
ダイレクトドライブ型とはこれまでの『タイヤをローラー台に
当てて負荷をかける』タイプから進化して『後輪を外して
チェーンを直接ローラー台(に取り付けた)スプロケにかけて
負荷をかける』タイプの固定ローラー台です。
同社の負荷自動調整・ダイレクトドライブ型の固定ローラー台では
フラッグシップとなるこのモデル、以前に当店で導入して
ブログでも取り上げたタイヤドライブ型のモデルT2780に比べると
タイヤとローラー台との接触がないため、静粛性にすぐれ
タイヤの摩耗の心配もゼロ!
よくタイヤドライブ型との価格差を指摘されますが、
タイヤドライブ型の場合は住環境によっては防音対策や
トレーニング用のホイールやタイヤなどの追加費用が
かかる場合があるので実際の導入にかかる費用の差は
本体の価格差よりは少ないと言えるでしょう。

【お高いだけあって高機能!】
Tacxの負荷自動調整タイプのトレーナーの特徴として
負荷をモーターの動力を使って行うので負荷のかかり方が
自然で段階的に負荷が変わってる感触がなく
『気づいたら重く(軽く)なってた』という感じです。
さらにフラッグシップモデルのT2800は面倒な
モーター微調整(キャリブレーション)も不要。
負荷で再現できる勾配はなんと25%!これなら
Zwiftで登場する登りもほぼ全て再現可能です。
パワー計測機能もぬかりなく、その精度は
誤差2%未満とクランク型パワーメーターを凌駕します。
そこで気になるのはクランク型のパワーメターとの使い分け…
どちらも高価なのでどちらか選ぶとしたら
『実走時にパワー計測の必要があるかどうか?』を
基準に選ぶと良いかと思います。
”トレーニング時にだけ計測できればいいや”という方は
パワーメーターの代わりとして導入してもいいかも…
スペック詳細はこちら(日直商会様HP)

【でも追加費用はかかるんでしょ?】
とりあえず必要となるのはローラー台専用の
スプロケット。こちらは普段乗っているバイクと
同じ歯数のものが良いでしょう。
あとは汗対策としてサーキュレーターや汗がフレームに
かかるのを防ぐカバー、サイクリングアプリのモニターを
固定する台、あたりが揃うと快適に室内トレーニングが
できます。
【アプリケーションでさらに楽しく!】
バーチャルサイクリングアプリと言えばZwiftばかりが話題ですが
こちらのTacxが提供するアプリもなかなか楽しめそうですのでご紹介します。
Zwiftと同じくインターネットに接続された端末に
アプリケーションをインストールして使います。
Zwiftが完全にCGの仮想空間(一部実在の場所もあります)
なのに対してこちらのアプリでは
Googleストリートビューの画像の中を
走るイメージです。
さらにガーミンなどで得られる走行時のGPSの
位置情報を元に過去に走ったコースを
アプリケーション上で再現して走る事も可能!
Tacxのサイトではツールドフランスの山岳コースなどの
データも配信しているので滅多に行けない場所の走行も
できちゃいます。
さらにこの機能の使いどころとしては
『普段のトレーニングコースを記録しておいて雨の日は
スマートトレーナーで練習』
あるいは
『出場予定のレースを家に居ながらにして試走』
などなどシリアスレーサーさん垂涎!
昔のローラー台の使い方と言えばひたすら退屈なもの
でしたが近年ではバーチャルサイクリングアプリで
楽しんで続けることが可能になってきました。
未体験の方はタイヤドライブ型の試乗もできますので
ぜひ当店へご相談ください。