【車種とサイズが決まったらいよいよ予算のハナシ】

ここではじめての方が陥りやすい第二のワナが
クロスバイクやロードバイクは車体だけでは
公道では走れないという事です。
クロスバイクやロードバイクには通常ママチャリ
であれば予め車体についているライトなどが
ついておらず、別売りの場合がほとんどです。
したがって、スポーツ自転車を購入する場合の予算は
スポーツ自転車本体の代金+公道で安全に走行する為に必要な装備代金を考える必要があります。
以下、『公道で安全に走行するための必要装備』の内訳です。
- ヘッドライト(法律上取り付け義務があります)
- テールライト(取り付け義務はないが安全上必要)
- 防犯登録(新車購入時は必須)
- 空気入れ(ママチャリ用のポンプでは空気が入れられない場合が多い)
- ヘルメット(大人は着用義務はないものの安全上必要)
- 傷害保険への加入(事故発生時には自動車とほぼ同じ扱い)
上記の必要最小限の装備におよそ¥15,000~¥40,000(傷害保険除く)程度必要です。
これはあくまでも公道で安全に走行するための必要装備です。
趣味の自転車であれば『快適に走る』ことも後々重要となってくるでしょうが、
新車購入時の費用としてはこの程度です。
【乗り始めてからの自転車は自動車と同じ】
ようやく予算のハナシまでたどり着きましたが、ここで『車体価格と自転車の維持費』
についてお話しましょう。
自転車はクルマやオートバイと同じ『車両』、乗り始めてからのメンテナンスは
自動車やオートバイと同じく必須となります。つまりクロスバイクやロードバイク
にも維持費が発生するという事です。
自転車の維持費はクルマやオートバイに比べると割安で新車時の価格帯や車種にかかわらず、
2年程度または5,000キロ走行ごとに¥20,000~¥40,000程度です。
ただし、この数字は保管方法が適切な場合に限られます。屋外保管や日常的なメンテナンスを
行わなかった場合はこの限りではありません。
この『維持費』が曲者ではじめてのスポーツ自転車を購入する人は見落としがちの経費です。
先ほどの¥20,000~¥40,000程度の自転車の維持費、実は車体の価格帯には大きく左右されません。
つまり、100万円のロードバイクの維持費は1万円のママチャリの100倍にはなりません。
そうすると起こるのがはじめてのスポーツ自転車選びで陥りやすい第3のワナ
『車体価格に対する維持費の割高感』です。
説明すると、『5万円のクロスバイクを維持するのに2年で2万円』と
『15万円のロードバイクを維持するのに2年で2万円』とでは同じ2万円でも全く感じ方が
変わるはずです。(もちろん15万円のロードバイクの方が若干は高くなる場合が多いですが)
この『割高感』が原因で車体価格が安ければ安いほど自転車が使い捨てになりやすいという現象が
起きてしまいます。
だからと言って目的に合わない高価な自転車を購入する必要はありませんが、自転車の維持費は
購入時に考慮すべき経費と言えるでしょう。
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